お問い合わせ

ホーム
すまいの御意見番

すまいに関する社会的事件やお問い合わせ頂いた相談事項から任意に、我々専門家がコメントします。

 
2007/11 竹中工務店は11月20日、東京都港区東麻布1丁目に施工中の超高層賃貸マンションで、躯体の一部に仕様よりも強度の低い鉄筋を使ったと発表
「地下階に使う鉄筋を誤って8階と9階に使用した施工ミス」はありえない。何故かといえば、地階工事に使う鉄筋は地階工事で使う量だけ発注されるし、8階、9階で使用される鉄筋は該当階に使用されるが発注される。 また、地階の工事日程はすでに約6ヶ月程度前には完了しており、半年以上も現場に残っていること自体が不自然。ゼネコンの“余剰資材は『適当』に使え”という体質の表出だろう。 結論:ゼネコンの削減努力とは一体どんなものか底知れない。(地下室設計の専門的立場での発言:by小杉)

大川 信行
有限会社東風意匠計画
一級建築士
あらゆる意味で市川の事件と対比されるし、対比して考えなければならないと思います。どちらもスーパーゼネコン。超高層。鉄筋工事のミス。告発などではなく検査の過程で発覚し発表した、等々。ひねくれた見方をすると同時期に発表されることで事件性が薄まった印象も。違いを探そうとすると・・・技術的な対処方法。清水建設は市川の現場で鉄筋を付け足す形の改修方法を採りました。耐震改修では一般的な技術です。メリットは上の階を工事しながらできるので工期を守れること。一方竹中工務店は「壊して作りなおす」という道を採りました。これは工程に影響するので、マンションの引渡し は遅れるし近隣住民にも影響がでます。正直なところ竹中工務店の対処方法には驚きました。潔いといえば潔い。マンションは住むところです。壊してしまえば今後「因縁」と闘う労力はなくなるという判断ではないでしょうか。
斉藤 輝幸
一級建築士 サイトウ建築設計事務所
建築基準法の改正で建築業界は今、混乱、混迷状態にあります。鉄筋、鉄骨材、コンクリートなどの強度はプロである設計現場、施工現場の担当が当然チェックすべき立場にあります。建材メーカーも当然工場でチェックしていると考える、しかし、現実はなかなかミスは消えない。チェック漏れも生じてしまいます。どうして、なぜ?でしょうか。多くを語ってもキリがありません。一般の方には納得できないでしょう。例えば大手建築会社、公共工事の建築現場ではチェック、報告書、検査書、認定書、写真提出などの手法が主流、従来から当り前のようにおこなわれる、私は書類最優先が問題を起こす思います。設計者、監理者、管理者、専門業者、職人、建材納入業者などがそれぞれの立場でプライドを持って、責任を持ち、仕事を進めることでミスは最小限に抑えられる。大きな会社とか役所は大丈夫?と思うことを一般の皆さんも疑問を持つことが社会を変えることになると思います。小企業、零細企業であることはむしろ親身になって建築主のために働くことが多いのです。私は自分自身を戒める気持で業務をこなしていきます。これが欠陥住宅、欠陥建築をなくする最善の近道と思っています。                                               (20年間デベロッパーで設計現場を担当した経験で・・・)
 

 
2007/11 千葉県のJR市川駅南口前の再開発区域で清水建設JVによる超高層分譲マンションの工事が、鉄筋不足の発覚によって中断
社会問題化する前からこの種のチェックミスはあったと思われる。ただ、これまでは大手ゼネコンの下請けへの制圧力が強く元請自体は下請けの“鉄筋屋”に全責任を負わせていた場合がほとんどでこれほどのニュース性は伴わなかった。(ひねり潰していたといえる。)だが、今回は社会的ニーズに関心度が高いこともあり、設計監理者は事の重大さを告知しなければならない事態と再認識した。何故かといえば、この超大手設計事務所(日建設計・三栖会長は国内の建築・設計業界の会長職を務め、今回改正の建築基準法検討委員の一人)は“監理”のあるべき姿の提唱者だったからなのだ。 結論:『大手建設会社だから安心』という通念は捨てるべきである。(by小杉)

大川 信行
有限会社東風意匠計画
一級建築士
姉歯事件などと違い、これはミスによっておこった欠陥です。ミスに対してどのように対処するかで、売主や施工会社がどのような会社かがわかると思います。今回の事件は逆に考えればミスに対処せずにもみ消す業者がいる可能性もあるのではないかという意味で、怖い事件だと思います。

武田 学
有限会社テイクプラン
一級建築士
本来の図面に基づいて正しく施工されるかどうかのチェックは、組み立て者が組み立てて自分で再チェック・施工業者の親方・現場監督・ 監理者が行うべきです。その誰もがチェックしなかったということになります。現場監督本人には確認していませんが、チェックは怠っていても 日報は欠かさず書いていたりするかもしれません。

藤井 克昌
ワイズ建築設計一級建築士事務所
一級建築士
25〜29階の5層分にある計310本(1層につき16本)の柱のうち、 各階外周部の柱12本(計60本)と、30階の柱4本の計64本の柱で 主要な鉄筋(直径51mm、長さ約4メートル)計128本の鉄筋が不足していた。 本来各柱には、鉄筋22本が必要だが、鉄筋が20本しかなかった。 鉄筋本数を間違えないように使うはずのテンプレートで、22本と20本を取り違えた。 設計意図や意味を理解した監理者と工事現場にいる管理者、手を動かす職人、 人はミスを犯すものとした上で注意を払いながら進めることが重要かが問われる事柄です。 意図的なものは問題外だが、ミスを補うバックアップシステムの充実や法解釈の確立がより重要である。
斉藤 輝幸
一級建築士 サイトウ建築設計事務所
鉄筋不足はなぜ発生したか?手抜き行為とは限りません。管理体制の甘さや単純ミスもあります。人は間違いを起こすものです。だから自己チェックは大切です。2重3重のチェック体制を作っても、ミスは起こる、人を疑うのではなく、人を信用する気持ちが大切と思います。人間は管理されていると思えば楽でもあります。管理者、監理者におんぶに抱っこ、という甘えもでてきますね。技術基準などを厳しくやりすぎると「ちょっと」ぐらいは「基準」を下回っても「大きな問題はない」と考え方も生まれてきます。しかし、呆れた問題を起こすものですね。気をつけねばなりません。

 
2007/10 建材メーカーのニチアスが建材の耐火性能で不正認定
“偽装問題”は構造設計の段階から工事中の問題、さらには建物に使われる建材にいたるまで及んでいる。 ニチアスは準耐火・耐火認定番号の一部を不正な方法で取得。この不正取得問題。実はこれも試験時に偽装して試験をパス。この偽装問題が発覚する以前の5月24日に値上げカルテル問題で約公取委から7億円余の課徴金を納付命令を受けていた。裏側には企業理念での“金”に対する執着がありありと・・・。 東洋ゴムは10月31日に社内調査で準不燃材料・不燃材料・準耐火構造・防火構造についての大臣認定不正取得発覚。それにしても『大臣認定』の認定試験の基準や試験管理体制自体に問題がある。役人が行う試験、チェックとはおそらく書類だけ?なのでは? 結論:これは設計者でも見抜けません。もっとしっかりしろ!大臣認定!!。(by小杉)

大川 信行
有限会社東風意匠計画
一級建築士
建材も偽装されているとは、自分の属している業界でありながらショックでした。さすがにこれは、我々でも見抜けない。でもそれはしようがありません(別に開き直っているワケではなく)。ミスや考え方の違いは見つける努力をしなくてはいけないし、そのようなルールづくりをしていかなくてはいけませんが、偽装は犯罪です。技術論や手続き論ではありません。罪を犯した企業(人)はきちんと対処をし制裁を受ける。そこをきちんとしたいところです。
斉藤 輝幸
一級建築士
  サイトウ建築設計事務所
建材メーカーが不正行為で試験合格?、認定を得る?、馬鹿げた行為です。とんでもない行為です。それを見抜けない試験所も情けない。我々は現場仕事、その立場で考えると困った事件です。残念ながら、私にはこれらの間違いを見抜く力はありません。「認定品」とお国の「お墨付け」がある建材が実は「不正認定」だった?でも「お国の責任」はどうなるの?「誤認認定」した責任はないのでしょうか。薬の薬害被害とほぼ同じと違いませんか、・・とんでもない事件です。                           ・・・私はこのように思います。
一戸建て内覧会同行
マンション内覧会同行
工事中検査同行
売買契約同行
構成メンバーと営業範囲
すまいの御意見番
お問い合わせ
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     

ハウスペック